ハウステンボス 水上ホテルはまん丸船

2018.03.08(木)朝日新聞

長崎県佐世保市のテーマパーク、ハウステンボス(HTB)が、
球体型の船を使った「水上ホテル」の実証実験を今月中にも始める。
夜に乗り込み、目的地で朝を迎える。今夏にも一般向けの導入を目指す。
1艇が丸ごと個室の水上ホテルは世界初だという。
宿泊料は1艇につき「5万~10万円の間」(HTB・澤田秀雄社長)という。
「将来は、世界の湖や波の穏やかな海で展開できれば面白い。」


先日、HTB取締役・富田直美氏の講演を聞いてきた。

豊かな創造性のもと、強い実行力を発揮されてきたこれまでの取り組みについて伺い、
たいへん感服するとともに、人とロボットの関係性におけるあるべき姿の提起に
とても考えさせられた。


氏は、エイチ・アイ・エス取締役を担うとともに、
hapi-robo st(ハピロボ)の代表取締役社長でもある。

ハピロボは、「人がより幸せになる未来をつくる会社」として、
ロボットと共生する社会を実現するために設立された。

変なホテル、H.I.S.店舗内のロボットカフェなど、
チャレンジングな取り組みを進める澤田氏を技術面から支える立役者だ。


ハピロボの社名の「st」は、「澤田」・「富田」両トップの名をとった。
氏は、澤田氏を「コピペ」をしない人といい、現実離れした面白さがある人という。

「コピペ」をして、人は楽をしてはいけない。
ハピロボは、人を楽にするロボットは作らない。


氏は、今の人はもっと物事を考えるべきだという。
中途半端な教養なぞ葬って、自分で経験したことをベースに考えるべきだと。
経験する=1、経験しない=0、とデジタルで表現するならば、
その2つの差(1÷0)は、無限大である。だから、何事も経験が大事と訴える。
齢70にして若々しく、プロ級のラジコン技術を持ち、
街の電機店で見かけたセグウェイを即買いするだけに説得力は満載だ。



平昌オリンピックの開会式・閉会式でパフォーマンスされた、

多くのドローンが舞うショーは、世界の度肝を抜いた。
しかし、それより半年も前に、ハピロボはインテルとともに
HTBで300機のドローンを使ったライトショーを日本で初めて実施している。
開催期間中、多くの人が出来栄えに感嘆したという。


ドローンで空間を制御できる水準をクリアしているだけに、

クルマの自動運転のような2次元のレベルを追求していても人は退化するだけで、
氏のいう、人の幸せや人の能力を引き出すことにはならないのかもしれない。



1艇丸ごと個室のホテル、ロボットが活躍するホテル、
最新テクノロジーで堪能するエンターテイメント…。
独自の発想と最強の技術をもって、究極のブルーオーシャンを突き進む様は痛快だ。



サービス連合情報総研

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